12月30日に「世界!職人ワゴン」の第6弾が放送されます。
今回、番組史上初の世界遺産「カルバハル宮殿」を修理します。
16世紀に建てられたカルバハル宮殿は世界遺産なので景観などを損ねてはいけないという限られた状況の中、100年以上前のイスや、ゴシック・ルネッサンス様式の窓、さらに調度品などを修理するそうです。
この記事で、
・カルバハル宮殿がどんなところなのか
・カセレスの見どころ・観光スポット
・現地メディアの報道
についてまとめました。
カルバハル宮殿のあるカセレス旧市街とは?
カセレス旧市街はイベリア半島南西部、ポルトガルの国境付近に位置します。
アクセスは、マドリードから電車で約3時間。
冬でも比較的過ごしやすく、秋冬の降水量も少ない地域です。
中世の世界そのままの美しい風景ですよね!!
カセレスは、紀元前25年にローマ帝国によって築かれました。
8世紀初頭に、イスラム勢力の手に陥落・征服されると城壁が作られ「カスリス」と呼ばれていました。
大航海時代には、アメリカ大陸との貿易の中継地点の重要都市として栄え、カセレスに大量の金銀が持ち込まれるようになり、街は繁栄します。
貴族により豪華な邸宅やルネッサンス様式・ゴシック様式の立派な建造物を建設されます。
古い市壁に囲まれたカセレスは、1986年に世界遺産都市に登録されています。
中世の街並みを完璧に保存されてあり、街を歩くと中世の世界にタイムスリップしたよう!
石通りの外観はきらびやかとは言えませんが、誇り高いエクストレマドゥラ貴族の性格そのものをあらわしているかのようです。
中世の城壁にすっぽりと囲まれた旧市街は小1時間で見て回れるほどの大きさで、多くの映画が撮影されている場所です。
カルバハル宮殿(カルバハル邸)はどんなところ?場所は?
カルバハル家は15世紀にカセレスに到着し、カセレスの北側エリアにあるサンタ・マリア教会の向かいに豪華な館を築きました。
19世紀に火災に見舞われた後、現在の姿に修復されています。
建物の角にあるバルコニーや、美しい庭園が人気で、カセレスで一番古い円塔もあります。
樹齢300年にもなるイチジクの樹も有名です。
観光やカセレス県の手工芸品を促進するための観光案内所としても機能しており、入場は無料です。
ここでもらえる地図は見やすく、トイレもあるので、観光に来た人には便利な場所になっています。
カセレス(スペイン)の見どころ・観光スポットは?
サンタ・マリア大聖堂
市内で最も重要な宗教施設で、ゴシック様式の教会です。
ブハコの塔
12世紀に建てられたアラブ様式の塔。
カセレスの街のシンボルタワーで、マイヨール広場が一望できます。
星の門
ブハコの塔の右側の階段を上がると現れる星の門。
モクテスマ邸へ馬車が入りやすいように少し斜めになっているそうです。
現地スペインでもカルバハル宮殿修復について報道!
現地メディア(デイリーニュース EXN1)も、カルバハル宮殿の修復作業が日本のテレビでも放送されることが取り上げられています。
「5人の日本人がカルバハル宮殿修復のためカセレスを訪れている。日本の伝統的な技術を使用し、16世紀の家具まで修復する」と、修復の様子と合わせて放送されています。
また、日本からの観光客もまだ少ないようなので、カセレスのプロモーションになると伝えられているそうです。
カルバハル宮殿・カセレス旧市街 まとめ
世界遺産として世界中の人から愛されている建造物を、日本人の手で修復させてもらうという信頼が凄いなと思います!
毎度職人さんの技術には驚くばかりです!放送が楽しみですね(^^)
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