4月26日放送の初耳学で、”男性版シンデレラストーリー”としてスウェーデンのダニエル王子について特集されます。
ドラマのような大恋愛の末、結婚をしたダニエル王子。
一般人だったダニエル王子が、どんな経歴の持ち主だったのか気になりました!
この記事では、
・ヴィクトリア王女との出会いや馴れ初め
・国王から突きつけられた結婚の条件
・2010年の結婚式の様子
・ダニエル王子の現在
をまとめました。
ダニエル王子はもともと何をしていた人?経歴は?
称号:ヴェステルイェートランド公爵
生年月日:1973年9月15日
年齢:46歳(2020年4月時点)
配偶者:ヴィクトリア王太子
ダニエル王子は、1973年9月15日にスウェーデンのエーレブルーで生まれ、オッケルボーで育ちました。
ストックホルムから300㎞離れた田舎町で、父親は公務員・母親は郵便局員でした。
ごくごく一般的な中流家庭ですね。
体育大学を卒業し、短期間、陸軍の兵隊として服役。
その後、ストックホルム中心部で3つのジムを経営し、スポーツトレーナーとしても活躍していました。
当時の月給は11万円だったと言います。
ダニエル王子とヴィクトリア王女の出会いは?
ヴィクトリア王女との出会いは、スポーツジムでした。
ヴィクトリア王女は、長女として生まれ、王位継承権1位であり幼い頃から注目を浴びていました。
思春期になると王族の義務が増え、ストレスや疲労などにより、1996年頃から拒食症になってしまいました。
翌年にはやせ細ったヴィクトリア王女の姿が報じられ、王室が正式に拒食症を患っていることを認めます。
プライバシーを守れるアメリカで治療を受けましたが、拒食症の影響で筋力が低下。
筋肉をつけるためスポーツジムに通うことになりますが、その担当トレーナーがダニエルだったのです。
ヴィクトリア王女は、自分を特別扱いしないダニエルに好感を持ちました。
ダニエルもまた、拒食症と闘う姿を見て「なんとかしてあげたい!」と思うようになり、お互いを意識するようになります。
ダニエルとの交際に最初はスウェーデン王室も国民も反対!
交際を知らされた国王が激怒!
スポーツジムに通うことになったことがきっかけとなり、2人は交際を始めます。
交際が始まって数か月経った頃、父である国王に恋人の存在を知らせました。
しかし、国王は激怒。
特に学歴や経歴が素晴らしいわけでない平民が、ヴィクトリア王女にふさわしいと認めてもらえませんでした。
国王は激怒のあまり、何も言わずにその場を立ち去り、数か月間、口を聞かなかったそうです( ;∀;)
王位継承権を持つ者が一般市民と交際すること自体、歴史的に前例がなかったのです。
スウェーデン王室も、スウェーデン国民もほとんどがこの交際に反対だったと言います。
ダニエルが国王と会うも失態
それでも、ヴィクトリア王女は国王とダニエルの食事の場を設けます。
公式なマナーを学んだことのないダニエルは、緊張のあまり、ポテトを国王に飛ばしてしまう失態を犯してしまいます。
食事の場をせっかく設けたのですが、何一つ良いところがありませんでした。
国王から驚きの提案
交際から2年経ったある日、国王が驚きの提案をします。
王室にふさわしい教養を全てマスターできたら、ダニエルとの結婚を認めるというものでした。
2人は国王の提案を承諾。ここから、ダニエル王子の涙ぐましい努力の日々が始まります。
ダニエル王子が王室の一員になるための改造計画!
ダニエル王子の改造計画!
王室の一員になるために、どんな教養を学ぶことを要求されたかというと・・・
・公務に関する学習
・3か国語の学習
・王室の一員としての立ち居振る舞いやマナー
・ファッションなどの外見のイメージチェンジ 等
ダニエルの改造計画の責任者はスウェーデン軍准将。
家庭教師は当時の外務大臣など専門家10名による、ハードすぎるプログラムでした。
3か国語というのは、英語・フランス語・ドイツ語です。
これに加えて、美しいスウェーデン語の話し方もみっちりたたき込まれます。
外見も今より、もっとやんちゃな感じでしたが、イメージチェンジも一流のデザイナーやスタイリストが付いて計画を立てました。
スウェーデンのダニエル王子は元ジムトレーナー。王室に入るため、立ち振る舞い、ファッション等のマナー、3か国語、王室をはじめとする自国の歴史、公務に関する学習を7年間に亘り続けた結果立派な紳士に。愛の力だ。 pic.twitter.com/5ea9vzwIBt
— Haru (@Juliesince1982) February 27, 2020
「周りの反対があれば余計に燃える」とは言いますが、普通の人なら途中で逃げ出してしまいそうなプログラムを、8年にもわたって学んだそうです。
すごい忍耐力ですよね。
肩身もきっと狭かっただろうに・・・!
ついにダニエル王子とヴィクトリア王女が結婚!
国王もダニエルを認めるコメント
プログラム開始から5年が経った頃、国王が公の場で、
「ここ数年、ダニエルを良く知る事ができました。よく勉強する真面目な青年ですよ。」
というコメントを発表します。
ここまで来るのに5年・・・!
でも、これだけのプロをダニエルに付け、教養をたたき込んだというのは、
娘であるヴィクトリアと、娘が選んだダニエルを信じようとする国王の”愛”も感じてしまいますね。
2010年に結婚!
2009年に婚約を発表し、2010年6月19日にストックホルム大聖堂で盛大な結婚式が挙げられました。
世界各国の国王や貴族が約1000人、日本からは当時の皇太子徳仁親王(現在の天皇陛下)が出席しています。
ダニエルは結婚式のスピーチで、交際中パパラッチに「顔がカエルに似てる」「訛りがすごい」と”かえるの王子様”と言われ続けていたこととかけ、ジョークで会場を沸かせます。
「私は王子でも何でもないただの若者でした。
最初のキスで自分が王子に変化することはなかったけれど、国王夫妻が温かく接し、導き家族として迎えてくれた。」
と感謝を言葉にしました。
ヴィクトリアへは、
「あなたが今と同じように幸せであり続けるようにできるだけのことをする。
愛はとても偉大なものである。
私はあなたをとても愛している。」
と、ストレートで愛情のこもったメッセージも贈っています。
ヴィクトリアとの間には2人の子供
2012年2月23日、エステル王女が誕生。
2016年3月2日には、第2子であるオスカル王子が誕生しています。
度々家族での姿が報じられ、ヴィクトリア王太子と、可愛らしいエステル王女が王位継承者としての人気を集めるにつれ、スウェーデン王室への好感度は劇的に向上したと言われています。
ダニエル王子の現在は?
最初は国民からも大反対の交際でしたが、現在のダニエル王子は、常にヴィクトリア王女をサポートし、国民からも信頼の厚い”王室の一員”となっています。
結婚後に開かれた2010年のノーベル賞授賞式でダニエル王子は、ノーベル化学賞を受賞した根岸教授の奥様・すみれさんをエスコートしていました。
スウェーデンのダニエル王子 まとめ
まるで映画のような大恋愛!
今では王室からも国民からも認められる”王室の一員”なんですね。
結婚式のスピーチは、こちらまで幸せな気持ちになれますね(^^)
コメント