藤村一人の経歴や無償撤去の理由は？いつ終わるかを調査！【解体業者フジムラ】

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甚大な被害を出した台風15号による千葉ゴルフ練習場の鉄柱の倒壊。

解体業者「フジムラ」が無償で倒れた鉄柱を撤去するというニュースに驚きました！

この解体業者フジムラとはどんな会社なんでしょうか。
そして、会長の藤村一人さんの経歴・プロフィール、無償で撤去する理由、撤去費用、作業の状況や完了がいつかをまとめました。

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千葉ゴルフ練習場の鉄柱が倒れた被害の概要は？

９月９日に千葉県に上陸した台風１５号のため、「市原ゴルフガーデン」の高さ30～４０ｍ鉄柱が、約１４０ｍの範囲でネットとともに根元から倒れました。

その影響で、周辺の住宅二十数棟が鉄柱の下敷きとなる多大な被害を出しました。

中には、屋内で下敷きになり重傷となった方もいらっしゃいます。

私もテレビで初めて見たときには衝撃でしたし、亡くなった方がいなかったのが不思議なくらいでした。

しかし長い間、ゴルフ練習場の経営者との交渉が難航し、撤去・補償の話が進んでいませんでした。

市原ゴルフガーデンのオーナーは、

「自然災害で倒れたので、補償ができないのは仕方がないこと」

「すぐにでも練習場を再開させたいので、敷地内に重機は入れない」

とどこか他人事のようで、一向に鉄柱の撤去・家の補償の話は進まず、被害にあった住人からは不満の声が噴出していました。

そこで出てきた助け船が、「フジムラ」という解体業者。

無償で鉄柱を撤去すると名乗りをあげ、9月27日に住民説明会が開かれました。

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ゴルフ練習場の鉄柱の無償撤去をした解体業者「フジムラ」はどんな会社？

東京都江戸川区に本社を置くの解体業者「株式会社フジムラ」は、解体業者の中では大手の会社です！

2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアム建設に伴う、旧国立競技場の解体工事などを手掛けています。

他には、羽田空港内E-5棟解体撤去工事、江戸川区立葛西小学校・葛西中学校教室棟外解体工事、中央区新川旧キリン本社ビル 解体工事、学習院大学中央教室（ピラミッド校舎）解体工事など、空港や学校などの解体工事を数多く請け負っています。

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会長の藤村一人のプロフィール・経歴は？【千葉ゴルフ練習場の鉄柱無償撤去】

今回、無償で鉄柱の撤去作業をすると手を挙げた会長の藤村一人さんとはどんな方なんでしょうか。

名前：藤村一人
なまえ：ふじむらかずひと
生年月日：1967年4月9日
年齢：52歳

高校2年生の時に国防への思いが強くなり高校を自主退学。

1985年4月より陸上自衛隊に所属していましたが、1989年の任期満了により、父藤村洋輔さんが創始者である「有限会社藤村組」に入社します。

10年後の1999年に「株式会社フジムラ」に変更、代表取締役社長に就任されます。
2006年2月に、株式会社フジムラＭプランナーと株式会社フジムラ企画を設立。
経営者の目標として「世界一の解体業者」をかかげていました。
2009年12月に法人税法違反により東京国税局より東京地検特捜部へ告発され、翌年１月には株式会社フジムラの代表取締役を退任。
その後は社員となって会社に貢献していましたが、2014年9より新生フジムラグループのグループ会社を統括する立場となっています。
藤村一人さんの人柄がわかるようなエピソードがいくつかありますが、その中から一つ紹介したいと思います。
美智子上皇后さまのご生家である正田邸が相続税支払いのために物納され、その解体工事をいったん受注し、その後辞退したときのことです。

上皇后さまの生家である旧正田邸が相続税支払いのために国庫に物納され、財務省 関東財務局は解体することとした。
2002年（平成14年）株式会社フジムラはこの解体工事を一旦受注したが、「旧正田邸を守る会」による保存運動をテレビのワイドショーが連日取り上げることとなり、辞退した。

記者会見において、
「日本に生まれ、日本に育ち、日本を愛し、一日本人として、このような歴史的建造物を取り壊すというのは、非常に残念であり、かつ、複雑な心境でありました。」

「機械でいきなり壊すのではなく、柱1つずつ、梁も1つずつ、丁寧にきれいに仕事をさせていただき、記念に残るものは美智子さまにご返上申し上げたいと考えて（解体工事の）入札に参加させていただいた。」

「国民の皆様方の感情と、私共の感情が重なり合うことに気付き辞退届を提出した。」と語っている。

2003年（平成15年）、財務省 関東財務局は別の解体業者へ発注、建物は解体された。
その後、品川区が公園用地として跡地を取得、2004年（平成16年）、区立公園「ねむの木の庭」として開園した。　引用：ウィキペディア

解体の仕事やり方にも思いがこもっていること、商売ということも大切でしょうが、人の心を優先できる方だというのがよくわかりますね。
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解体業者「フジムラ」が千葉ゴルフ練習場の鉄柱を無償で撤去する理由は？

無償で鉄柱を撤去することに名乗りを上げた理由は、「困っている人を助けたい」というとてもシンプルな気持ちからだそうです。

上のエピソードからもわかりますが、人のことを最優先に考え、しかもそれをすぐ実行しているというのには頭が下がります。

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鉄柱の撤去費用っていくらかかるの？【千葉ゴルフ練習場の鉄柱無償撤去】

無償で撤去するということですが、実際にはいくらくらいの費用がかかるんでしょうか。

日本テレビ放送「スッキリ」の取材によると、撤去費用は１本約300万円！！

今回ゴルフ練習場の鉄柱13本撤去しているということなので、単純計算して3900万円ということになりますね。

この撤去費用を「フジムラ」が持つということになるんですね。

解体業者「フジムラ」が手助けできるのは鉄柱の撤去だけで、壊れてしまった住宅の補償はできません。

撤去費用がゴルフ練習場のオーナーに請求が行かない分、被害にあった住民への別の補償にあててほしいなと思ってしまいます。

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作業の状況や撤去作業はいつ終わる予定？【千葉ゴルフ練習場の鉄柱無償撤去】

１０月１５日から撤去の準備を行い、１０月２８日に鉄柱撤去の作業開始。

そして、2か月ほどかかると言われていた撤去作業が、11月13日に約１か月で全て完了しています！

その丁寧な仕事ぶりに賞賛の声が上がっています。

１か月以上も放置されていた鉄柱が、予定よりも早く、しかも被害の拡大もなく撤去されたのは本当に素晴らしいですね！

鉄柱の撤去だけでなく、撤去が済んだ住宅には雨水を防ぐブルーシート・固定ネットを設置するという応急措置もしています。

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千葉ゴルフ練習場の鉄柱無償撤去　まとめ

被害にあった住民の方の生活が元通りになったわけではありませんが、生活再建への大きな一歩ですね！

被害にあった方が、早く元の生活に戻れることを切に願うばかりです(>_<)

鉄柱の撤去作業が終わったので、住宅の修理や補償が争点になりますね。

ゴルフ練習場側は裁判外紛争解決手続き（ADR）を利用して、住民と住宅の補償額の調整を進めていく方針を明らかにしています。

市原ゴルフガーデンの対応についても今後注目していきたいと思います。

 

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