「1番だけが知っている」にSNSで話題になっているharu(はる)さんが出演されます。
haru(はる)さんはなんと、10人の人格が頭のなかに同居する多重人格者。
まるで、ミステリー小説や海外のオカルト映画に出てくる架空の登場人物のようですね。
「メンタルなんにんもいる人」こと、haru(はる)さんについて、プロフィール・性別・職業・10人の人格・きっかけ・やらせではないかについてまとめました。
haruはる(多重人格者)のプロフィールや仕事(職業)は?
生年月日:1996年生まれ、月日不明
出身地:兵庫県
年齢:23歳(2019年10月時点)
社会福祉士を目指して通信制大学の心理学部に通っているharu(はる)さん。
心理学の勉強の他に、保育士・塾講師・在宅SEを掛け持ちして働いています。
診断を受けているのは、解離性同一性障害・性同一性障害(GID)・発達障害(ADHD多動性障害)で、障害者手帳3級を保有しています。
3つの障害のうち、解離性同一性障害というのが多重人格をもつというもので、haruさんは10人もの人格が頭のなかに同居している状態です。
性同一性障害は、自分体の性別と心の性別が一致しないというもの。
haruさんの場合、身体は女性として生まれてきましたが、心は男性。
現在は名前も変え、男性として生活しています。
ADHDは、注意欠陥・多動性障害とも呼ばれます。
「じっとしていられない」「集中力がない」「衝動的に行動する」といった症状があります。
haruはる(多重人格者)の10人の人格とは?
haruさんの主人格は「僕」。
頭の中で10人の人格が会議をしています。
たまに、交代人格同士で兄弟げんかのようなこともしているそう!
頭の中の10人がどんな人格で構成されているのでしょうか。
洋祐(23歳):主人格の「僕」と同い年の23歳。3歳の時から声を聞いていた人格。一人っ子であったことの寂しさから生まれたという。交代人格のまとめ役的存在でしっかりもの。
結衣(16歳):唯一の女性の人格。性同一性障害でありながら、体の性別に合わせようと頑張った時期に彼女を生み出すことで女性として生きようとしたのでは?と思われる。嵐ファン(二宮くん)で可愛い物好き。片付けは苦手。
悠(年齢・性別不明):この人格によって知らない間にリスカしていたこともある。鬱病で不登校になった時に形成された?
はると(6歳):黒いランドセルへの憧れから生まれた最年少の人格で、飛行機が好き。圭一と仲が良いと思っている。
悟(13歳):中学に入学時、適応しようと一生懸命頑張っていた頃の人格。数学・物理が好き。コミュ障。
圭一(25歳):学生時代に、成績を上げ、維持していた存在。不登校であっても成績を上げるほど賢い人格。
航介(17歳):高専でロボットを作っていた時期にいたのでは?
付(つき)(年齢不明):いつ現れたのかは不明。深夜に家を飛び出したりしていた頃の人格。
圭吾(19歳):危ない局面(変な人にからまれる等)で、交代人格の「洋祐」が意図的に出せる人格。主人格の「僕」が19歳の頃と関係している?
灯真(とうま)(中~高校生):いつからいたか不明。真剣な雰囲気が苦手な「僕」の肩代わりをする人格。もちもちしたものが好きで、一番の浪費家。
haruはる(多重人格者)が別人格を見つけたきっかけは?
3歳の子供の頭の中に、本当に大人の言いそうなことを言う人格が入っているのが不思議ですよね( ゚Д゚)
物心がつく頃から性別に関しても違和感を感じていたそうです。
「勉強ができる」というアイデンティティが崩れたため、自分を責めて不登校になり、中学2年生の春にはうつ病と診断され、不登校に。
その後、うつ病は回復しましたが、受験を控えた中学3年生の頃から、交代人格が顕著に現れはじめました。
十分な勉強ができていないはずのharu(はる)さんの代わりに、「誰か」が、理系科目の成績を上げ、合格したそうです。
その後、親の転勤のため、3年生の時に東京の高専に転校。
学業や行事が猛烈に忙しくなると同時に、日常の記憶が曖昧になることが増えていきます。
次第に、主人格の「僕」以外の人格でいる時間のほうが長くなり、出席日数が不足するように。
当時の担任の先生から「明らかに、君の意図じゃないよね」と話があり、障害者と診断が下りれば、出席日数が不足していても対処できるからと、診断を受けることを勧められたそうです。
そして、高専3年次にはじめて、医師から解離性同一性障害と診断を下されました。
haruはる(多重人格者)が交代人格が現れている時の頭の中ってどんなかんじ?
自分自身の光景(例えば、午後に学校を抜け出す、保健室に逃げ込む等)が断片的に脳裏にのこっていたり、
学校の外に出て歩いている場面がスライドのように見えて「どこだよ」と心の中で突っ込みをいれていることもあるんだとか。
1日のうちどれくらいの時間が主人格「僕」?
主人格の「僕」は一日に2~3時間出ていれば良い方で、1度も出てこない日もあります。
主人格の「僕」と、交代人格10人みんなで「チームharu」として、シフト制でharuさんの人生を担当しているという意識なんだそうです!
それは、解離性同一性障害を診断した医師から、『交代人格は主人格を守るためにいるんだよ。無理に消そうとする必要はないんですよ。』と言われ、受け入れることができるようになったからなんでしょうね。
ご本人のツイッターで、「日常がとぎれる世界」という動画がありました。
どんな世界なのか教えてくれています!
「日常が途切れる世界」 pic.twitter.com/Tqlih5t563
— haru@メンタルなんにんもいる人 (@hr_3200) November 17, 2018
haru(多重人格者)は演技/やらせではない?
「多重人格者なんて演技じゃないの?」「どうせやらせでしょ。」と、自分がそんな人を見たことなければ、疑ってしまう人もいると思います。
「やらせ」で終わってしまう番組もよくありますしね。
メディアで取り上げられる前から、SNS上で「メンタルなんにんもいる人」として話題になった人物ですし、「10人も演技でやろうと思わないのではないかなー。」と個人的には思っています。
また、インタビューで、
僕を見て、『こんな人もいるんだな』と、自分ももう少し生きていいんだと思ってくれればいい。
というようなコメントがあったり、現在も治療を続けているとのことなので、苦しみながらも、他者のためにもなっている人なんだなと思います。
ツイッターでは、さまざまな生きづらさを抱えるフォロワーがharu(はる)さんにコンタクトをとっているそうです。
haru(多重人格者)まとめ
10人の人格が同居する多重人格者haruさんについてまとめてきました。
今回は番組が密着し、カメラの前で次々に人格が入れ替わっていく様子も公開してくれているそうです。
解離性同一性障害、性同一性障害、ADHDなどの障害って、なかなか理解されにくいですよね。
解離性同一性障害の人は知り合いにいませんが、性同一性障害の人が私の知り合いにもいます。
最初は誰にも言えず、死ぬことを考えるほど本当に辛い思いをしていたそう(>_<)
初めて聞いたとき「やっぱり!」と思うと同時に、本当に勇気を出して打ち明けてくれたんだなと思いました。
勝手かもしれませんが、本当に生きててくれて良かった!
交代人格からかけられる言葉、「生きてるだけで花丸だよ」。
これは、どんな人にとっても心が温かくなる言葉ですね。
番組を見た人は、これらの障害についての理解がもっとすすみ、生きづらさを感じる人にも何かヒントになるのではないのでしょうか。
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