加藤庸子さんのプロフィール!クリッピング術やゴッドマザーと呼ばれる理由【情熱大陸】

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加藤庸子さん(脳神経外科医)が1月20日の情熱大陸に出演されます。

男社会の医療の現場で、最前線で活躍しておられます。

加藤庸子さんのプロフィールやクリッピング術、なぜゴッドマザーと呼ばれているのか調べてみました。

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加藤庸子さんのプロフィール

1952年 愛知県に生まれる。(66歳)
父親は開業医(外科)、母親は大学の教師でした。

父親は、星状神経節のブロック手術で知られており、北海道から沖縄まで、全国から患者さんがきていたそう。
心臓外科の救急患者さんも受け入れていたので、消防車や救急車がひっきりなしにやってくるご家庭で育ちました。

1978年 愛知医科大学医学部卒業。
名古屋保健衛生大学(現・藤田保健衛生大学)の研修医、中国、オーストリアへの留学などを経験されています。

1984年 藤田保健衛生大学脳神経外科へ入局
卒業から7年目には脳神経外科認定医を取得し、主治医を務められるまでになっていました。

2006年 藤田保健衛生大学 脳神経外科教授就任。脳神経外科で日本初の女性教授です!
2013年 日本脳神経外科学会、女性初の理事となります。
2015年 公益財団法人「加藤庸子国際基金」設立。海外も含めた脳神経外科医療の発展・成長を目的とする財団です。

結婚はしておらず、母親と愛犬と暮らしています。

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クリッピング術とは?

毎年10万人を超える人が命を落とす脳卒中。
特に死亡率が高い「くも膜下出血」の原因となるのが”こぶ”
恐ろしいことに、未破裂の段階では自覚症状はありません・・・。
しかもいったん破裂すると3分の1が治療できないほど重症化し、3分の1は死に至ります。

日本では脳ドックが普及しているので、脳ドックや目まいの検査の際に見つかるケースが多くあります。

「クリッピング術」は、脳動脈瘤の根っこの部分をチタン製の特殊なクリップで挟み込み、瘤が破裂する原因となる血液が入らないようし、破裂を未然に防ぎます。
歴史がある治療法なので、術後の長期成績が良好なことがわかっており、複雑な形態の脳動脈瘤にも対応が可能です。
入院期間は10日ほどと短く、髪を刈ったり剃ったりする必要もありません。

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なぜ加藤庸子さんはゴッドマザーと呼ばれているの?

1984年、藤田保健衛生大学脳神経外科へ入局したとき、そこで直属の上司となったのが、世界で数人しかできない「クリッピング手術」のゴッドハンドの佐野公俊氏でした。

最高の環境で修行ができ、これまでに3000例を超える手術をおこなっています。
これは、世界の女性外科医の中でもナンバーワンです!

160種類以上のクリップを状況に即して選んでいるそうです。

また、日本以外でも手術指導の依頼があります。
アジアやアフリカには、脳外科医が全くいない国がいくつもあります。
そういった国では、整形外科医や看護師が見よう見まねで脳外科手術しているので、教えながら手術するという活動を20年以上続けておられました。
ロシア・中国・モロッコなど毎年20回以上海外を訪れてクリッピング術を伝えています。

できるだけ病院を空けないよう、外来が終わってから夕方の深夜便で行かれたりしています。
滞在時間も短く、前日の夜に到着して、2日間活動して、また深夜便で帰る。そして帰国したらすぐ手術です。

なんとハードな!!救急の受け入れをしていた父親と同じ、いや、それ以上にハードなんではないかと思います!!

それでも、患者ファーストで、努力し続けるのが普通であると言い切ってしまうのがすごいですね。

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加藤庸子さんが大切にされていること

「患者様の心の分かる温かい医師を目指す」ということです。

活動の中の一つに、『朝の散歩』があります。
「治療への不安を解決するには、患者さん同士で情報交換してもらうのが一番」との思いがあり、患者同士で情報交換する場を設けています。
午前6時頃から病院内で、加藤庸子氏は患者をのせた車イスを押し散歩します。
話題は病気以外のことにもおよび、時折笑いも起きるそうです。

 

また、『Fujita脳神経外科友の会』というものもあります。
年1回の患者家族との旅行を30年以上も継続しているそうです。
創立のきっかけは、「外来で薬を出しているだけでは、患者さんの心は分からない。一緒に旅行すれば、たとえばバスの乗り降りや食事の動作といった日常生活の様子が見えて、よりよい治療につながる」と考えたこと。

 

手術の様子は動画で撮影し、術後速やかに、編集なしで患者の家族に見せ、いいことも悪いことも包み隠さず伝える

「女性が主治医なのは不安」と言われ、手術室から排除されてたこともあったようですが、患者さんと信頼関係をしっかりと構築しておられるんですね。

もし、自分や大切な人が脳の病気になってしまったときに、こんな先生に担当してもらいたいとみんな思うんじゃないでしょうか。

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