双子を自然分娩(経膣分娩)した出産エピソード!陣痛・時間差はどうだった?

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双子出産

こんにちは、花です(^^)
今日は双子を出産した時のエピソード(体験談)を書きたいと思います。

双子の出産と言えば帝王切開というイメージがあると思います。
実は、双子の自然分娩(経膣分娩)は、2~3割程度あるらしいです。
私が出産をした大学病院では、妊娠の経過に問題がなく、第一子(先に出てくる子)が頭位(頭が下向き)なら、経膣分娩を選ぶことができました。

2016年に出産しましたが、その時に双子の経膣分娩、しかもリスクが高いとされる一卵性で経膣分娩をした人の情報を探しましたが、ほとんどありませんでした( ;∀;)

 

ちなみに、帝王切開より経膣分娩の方が良い!とすすめたいわけではありません。

どちらの出産方法も大変ですし、それぞれの双子の赤ちゃんの状態やお母さん自身の健康状態、病院の事情等があると思います。

「選べる」となった時には、自分の気持ち、家族の意見、お医者様の意見など、たくさん考えて答えを出してもらえたらなと思います(^^)

経膣分娩を選んだ理由、第一子と第二子の出産の時間差や陣痛について、最後に出産エピソードを詳しく書いていますので、気になる方は最後まで読んでいただければ嬉しいです!

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【双子の出産エピソード】なぜ経膣分娩にしたか?

私はの場合は、MDツインと呼ばれる一卵性で、簡単に言えば、胎盤は1つでカーテンのような膜で2人の間がしきられているタイプでした。
発覚したとたんに、お医者さんに様々なリスクを説明され、「ちゃんと二人とも元気に育ってくれるかな?」と不安がいっぱいでしたが、順調に同じくらい大きくなっていきました。

その時、先に出てくる子は頭位(頭が下)で、2番目に出てくる子は逆子でした。

「そろそろ出産方法を決めましょう。経過も順調ですし、第二子は逆子ですが、第一子の頭が下を向いているので、経膣分娩と帝王切開を選ぶことができます。2人とも頭が下なら経膣分娩を強く勧めてます。」と言われました。

でも、

「どうやって決めたら良いのー??経膣分娩の陣痛と会陰切開、帝王切開でお腹切るのもどっちも怖いんだけど!!」

って思ってました( ;∀;)

28週からは毎週検診だったので、何度か「まだ決めれてません…」と答えてました。

経膣分娩をした時に考えられるリスクは、
①1人が出た後にお腹にスペースがあくので、横向きなど下から出れない向きになってしまうこと
②1人目が出た後に陣痛が弱くなり、2人目が出てくるのに時間がかかると赤ちゃんに負担がかかってしまう。

などがあります。
「経膣分娩ができるならやってみたい気もする」「でも、赤ちゃんの負担を考えたり、経膣分娩に挑戦しても、帝王切開に切り替えになってフルコースになることもあるなら、そもそも帝王切開にしておいた方が良いのかも」とぐるぐる考えていました。

だけど、
①大学病院なので緊急時の対応がすぐできること(母子ともに)
②新生児科のお医者さんも分娩時に待機してくれること

ということで、経膣分娩にしようかなーと気持ちが傾いていきました。

そして、そうこう考えているうちに、2人とも頭位になったんです。
「これは下から産めってこと??」と経膣分娩をすることに背中を押された気がしました。

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【双子の出産エピソード】双子を経膣分娩で出産したときの時間差や陣痛

双子を経膣分娩で産む前に一番気になっていたことは、一人目が生まれてから二人目が生まれてくるまでどれくらいかかるかということ。

できるだけ早く楽になりたいので、ポーン ポーンって立て続けに生まれてくれれば良いのにーって思ってました(笑)

私の場合、実際の時間差は15分でした。

 

出産時に何より驚いたのは、一人目を産んだら本当に陣痛が遠のいてしまったこと。
(お医者さんから陣痛が弱くなるとは聞いていました)

あんなに痛かったのに、一人目が出たら嘘みたいに痛くなくなったんです。

でも、陣痛に合わせていきむので、陣痛がなかったら、いついきめば良いのかわからないんですよね(*´Д`)

でも、早く終わりたいから(娘の顔を早く見たいからじゃなくてごめんなさい笑)、助産師さんやお医者さんの指示を聞きながらも、適当に自分のタイミングでいきんでだそうとしてました。

それでもまあまあ順調に、15分差で二人を出産することができました。

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【双子の出産エピソード】詳しい体験談

ここからは、出産後1か月のときに他のところで書いていた出産エピソードを、こちらにうつしたものです。
出血が多く手術もしましたので、これから出産の方には怖がらせてしまうかもしれません(^^;)
不安になってしまいそうであれば、2人目が生まれたところあたりから読み飛ばしたり、閉じちゃってください!

ーーーーーーーー
↓ここから

40週0日の出産予定日までお腹にいる方がリスクが高いとのことで、37週で誘発分娩をすることになりました。
当初予定されていた入院の日程は、満月か新月かの関係で出産が立て込んでしまい、直前に電話があって1日うしろ倒しになりました。

本当に出産って月に左右されることもあるんだなーなんて考えていました。

【入院当日】

管理入院がなかったので、初めての入院です。
手続きを済ませ、どこのベッドか案内されたんですが、立て込んだ出産のおかげ(?)で、なんとカーテンで仕切られた隣のベッドでは陣痛に苦しんでいる人の声。

家の隣の部屋からあんな声聞いたら通報するくらいの聞いたことないような死にそうな声。

自分の出産をむかえるのがこわくなってくる…( ;∀;)
しばらくして隣の人が分娩室に移りほっとするけど、明日の私の姿なのねと不安で涙が出ました。。

夕食後、子宮口が2センチくらいしか開いてなかったのでラミナリアを入れました。

入れる時は結構痛かったけど、ネットでの体験談ほどではなかったかな。
そしてその日は明日に備えて早く寝ました。

【誘発1日目】

誘発のため朝から絶飲食。
分娩着と下着を着けて朝の6時半台に分娩室へ移動しました。

左手に点滴と誘発の薬を入れ、右手は何かあったときのために血管を確保。

ちなみに翌朝になってもラミナリアは自然に取れなかった。(子宮の開きが進まず…)

7時頃から点滴開始。
主人とお母さんが早くから来てくれました。

でも、この日は薬をマックスにしても陣痛がつかなかったんです。
横の分娩室では、後から来た人が苦しんでる声がきこえる。
私は分娩台で、主人もお母さんも椅子に座ってうとうと。

しばらくすると「おめでとうございます」と聞こえてくる。
いいなーと思いながらも、胃のあたりのお腹がはるだけ。
夕方に点滴は打ち切り。かなりがっかり。。

双子だから子宮が伸びきって陣痛がつきにくいとは聞いてたけど、促進剤効かないなんて…。
次の日に、また仕切り直して点滴することになりました。
夕食後に次は、バルーンを入れました。

【誘発2日目】出産当日

また朝から点滴。
バルーンは子宮口から外れて、開きは4センチ程度。
主人とお母さんには昨日みたいに待たせることになると思って少し遅く来てもらいました。

子宮口は開いてきたけれど、あんまり陣痛はつかないので10時頃に破水させました。
怖かったけど、これは全然痛くなかった!

破水させたら、もう産まないと終われない(>_<)

そこから徐々に陣痛がついてきました。

波がきたら息をゆっくりはいてやりすごす。
子宮口が全開になるまで思ったほど時間はかかりませんでした。

ただ、ここからが長かったんです。
陣痛がついてきたから促進剤を弱めたら、また陣痛が遠のいてしまった。
体は楽だけど、なかなか進まなくなってしまう。

やはり少し促進剤を強める。
少しずつ赤ちゃんが下がってきてくれたけど、向かい合ってた双子のお姉ちゃんが妹にお尻を向けるよう、まわってしまった。
更に陣痛を強めて元の位置に戻すということで、促進剤の量をアップするとのこと。
正直、既にツライから、それはやめてと思いました笑。

そこからは、本当に更にきつくなってきた。
陣痛の合間には眠気におそわれてもうろうとしてくる。
でも1、2分後には確実に陣痛はやってくる。

お腹につけたモニターと点滴が邪魔だし、分娩台も狭くて身動きがとりにくい。
体が痛い。苦しくて苦しくて顔も歪むし、声出さないように指示されるけど「ゔー」と声ももれる。

主人は私の指示通りにさすったりマッサージしてくれました。
私がやめてと言うまで頑張ってくれてたみたい。(記憶あんまりない笑)
それなのに「むかつくわー!」とか「もうむりおうちかえるー!」と文句言いまくり(笑)
テニスボールのいきみのがしは、私には合わなかった。
みんなやるもんだと思ってたけど、すんごい不快でした。

しばらくすると、助産師さんに「いきみたいかんじになったらいきんでいいよ」とやっと言われる。

痛みの波に合わせて2回くらいいきむ。
「いきみを我慢するよりましだー」と思いました。

陣痛が強まるとお姉ちゃんの位置が戻ってくれた。
それからつらいところがどんどん下がって行き、お尻あたりになにか挟まってる間隔になってきます。
お母さんには「なんか出そうなかんじする」とうったえ、ナースコールを押してもらいました。

助産師さんが見に来てくれると、かなりおりてきたみたいで、先生をよんできてくれる。
生まれる時は主人だけ立ち会えるので、お母さんはデイルームで待機。

しばらくして、いよいよ産まれる時には、分娩室に医師と助産師合わせて10人くらいになってて万全の体制にしてくれてたと思う。

もうその頃はお尻あたりが苦しくて、早く出したくて、必死にいきむ。

なかなか出てこない。
麻酔をして会陰切開。
産む前は「お股切るなんて…」と思ってたけど、「早くこの苦しみが終わるならもうなんでもいいから切ってー」って感じでした。

「ジャッキン」と布を切るみたいな音が聞こえ、そこから陣痛がきたら2、3回必死でいきむ。
もう声にならないような叫び声をあげてたと思います。

何回いきんだかはわからないけど、「もういいよ」と言われたら、ドゥルドゥルって出てきた!

私は知らなかったけど、助産師さんが「この子目もう開けてるわ」と、出てくる時には既に目開いてたみたい。

すぐに助産師さんに連れていかれて姿はあまり見れなかったけど、元気に泣く声がすぐに聞こえてきました。

ホッとしたのも束の間、まだ1人お腹に残っている。

1人出て空間ができてしまったお腹の中で、2人目がまわってしまわないようにお腹を押さえられました。
それに1人生まれたら陣痛がどうしても弱くなってしまうらしく、いまいちどこでいきめばいいのかわからない。

多分今波がきてるかな?くらいのヘナチョコ陣痛で必死にいきんでみる。

先生たちが「上手だよ」と褒めてくれる。

15分後に2人目が誕生。

この子もすぐに泣いてくれた!

こっちは少し姿を見せてくれました。
やっと終わりだと思ったけれど、まだまだこれからが大変でした。

後産と手術

次は胎盤を出す処置。これがまたものすごーく痛い!

いまいち何をされてるかはわからないけど、お腹もぐりぐり押されつつ胎盤をはがされているらしい。
赤ちゃんが出てくるときよりも、先生にも痛い痛いと訴えてました。

出血がとまらなかったので、血管をふさぐカテーテル手術をすることに。
手術室に入ると、2人ほど救急の医師と看護師がいました。
「双子かすごいな、大変やったね」と声をかけられる。
産科から来た先生もたくさんいたからすごい数!

手術自体は痛みは無かったです。足の付け根だけ麻酔をされたから、意識はありますが。
レントゲン撮るときに息止めてって言われるから、あんまり寝ないようにしなきゃと思ってました(>_<)

人生で初めての手術だったけど、出産が大変すぎてあんまり怖くなかったです。

手術が終わって救急のベッドに移る。しばらくすると主人と母が来てくれました。
カメラで撮った2人を見せてもらいました!

経過がよければ、明日産科の病棟に戻れるとのこと。
まだちゃんと赤ちゃん見れもしてないし、早く会いたいなー、すぐだっこできなくて最初から寂しい思いさせたかな…と考えていました。

出産で疲れていたらしく少し寝ては起きてを繰り返して朝をむかえました。

 

双子との対面

次の日産科に戻れることになり、産科の元のベッドに戻ると、娘二人を連れて来てくれました。

二人とも約2300gくらいのちっちゃめで生まれましたが、二人もうまいことお腹に入ってたなってかんじでした。

この子たちがお腹の中で動いてたなんて、不思議な気持ち。
2人をやっとだっこできたとき、言い表せないような幸せな気持ちになりました。

双子判明前は、綺麗な病院でご飯も美味しいとこでーとか考えてたけれど、それがなくても、色々なことに対応できる病院で、万全の体制でお産をさせてもらえてありがたいなと思いました!

今1ヶ月経って本当に大変だけど、何にも変えられない愛おしく大切な存在だと思う。
二人を育てるためにいただいた命だと思って頑張って育てていこうと思う。

ここまで
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双子を経膣分娩で出産したエピソード まとめ

もう3年以上も前になるので、どれくらい痛かったかは正直忘れてます(笑)

でも、「出産こわい・・・」という不安な気持ち、「もうじき赤ちゃんと会える!」という高揚感、産声を聞いた時のホッとした気持ち、初めて顔をみて抱っこした時の幸せな感情は忘れることができません。

これから出産にのぞまれる方は、自分や赤ちゃんの力、お医者さんや助産師さんを信頼して、人生で1番の感動の日になりえる一日を思いっきり味わってほしいなと思います!

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